引き戸

引き戸の中でも引き違い戸と呼ばれるタイプのものがあります。
引き違い戸というのは二枚の戸が重なっているタイプのものが多いです。戸が重なりあう中心部分に鍵がついています。
そして左右の戸の戸先にも錠前がついています。

こういった引き違い戸は古い日本の住宅によく使われています。京都の町家や古い商店でも見かけられます。大きな商店の引き違い戸は戸の数が二枚ではなく四枚になっているものもあります。
最近の引き戸は中央一箇所だけに鍵がついているものが多くなっています。最近の引戸錠は防犯性が高くなっているため、一つだけでも十分家を守ることができるからです。
鍵が2つ3つとついていると鍵を紛失したときが大変です。また、普段の開け閉めも面倒になります。一箇所だけだと随分楽に感じるかもしれませんね。

最近、古い引き戸のカギを交換してほしいとか、修理して欲しいといったお客さんも増えているようです。古い引き戸だと部品の在庫がないことも多いので鍵屋さんに相談してみましょう。
在庫が手に入ってもすごく高かったり、違うメーカーの似た形のものを加工して代用するために作業費用が高くつくこともあるそうです。

費用が高くなるのは仕方がないのですが、その分使い勝手も格段に向上するので古くなって使いづらくなっていたら交換することをおすすめします。